整形外科

OVERVIEW / FEATURES概要・特色

お一人おひとりに合った
治療を行っています。

整形外科とは、体を動かすための器官である運動器の問題を解決する診療科です。 運動器は、全身の骨、筋肉、神経とそれを覆う皮膚までと考えられます。 症状は、痛みから始まり、重み、ゆがみ、こわばり、腫れ、痺れ、熱い、冷たい、思うように動かない、変形などがあります。 打撲や骨折、切り傷、脱臼、捻挫などの、外力による急激な変化による外傷も診察可能です。 お一人おひとりに合った治療を行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

疾患の症状

肩が痛い肩こり四十肩・五十肩首が痛い、こわばるストレートネック(スマホ首)上肢が痺れる、上肢が痛い交通事故後の首の痛み肘が痛い手が痛い肋間神経痛ぎっくり腰高齢者の腰痛腰痛症(腰の痛み)坐骨神経痛下肢が痺れる、下肢が痛い足が痛い膝が痛い変形性膝関節症(膝の痛み)骨折、捻挫、脱臼、捻挫スポーツ中の怪我むち打ち症妊娠中、出産後(授乳中)の手指の痛み巻き爪(陥入爪)爪白癬(爪の水虫)各種外傷(切り傷、すり傷、やけど、床ずれ等)頭痛(筋緊張性頭痛)片頭痛(偏頭痛)

受診される方へ

●初診、および月初めの受診の際は、必ず健康保険証をお持ちください。
●当院の「診察券」はいつもご持参ください。
●住所や電話番号など健康保険証の内容に変更がある場合は、受付にお知らせください。
●老人・乳児・身障医療等の受給者証をお持ちの方は、健康保険証と一緒にお出しください。
●高熱やひどい下痢、嘔吐などの症状がある場合は、来院前に必ずお電話でお知らせください。
●他の医療機関で薬を処方されている場合は、お薬手帳かその薬自体をご持参ください。
●妊娠中、および妊娠の可能性がある方は、必ずお申し出ください。
●今までにかかった病気についても受付にてお教えいただければ診察がスムーズに進みます。

頭痛(筋緊張性頭痛)

症状

頭痛や後頭部から首にかけて締めつけられた感じ・圧迫感・目がチカチカするなどの自覚症状があります。


原因

仕事での首への負担・首の姿勢の悪さ・ストレスや精神的緊張・疲労・目の疲れ筋肉の血行障害や神経への血流障害で症状を引き起こします。


治療

1. 消炎鎮痛薬・外用薬(湿布)
炎症を取ったり、局所の筋肉の炎症を緩和させる作用があります。
2.低周波や高周波の電気治療
筋肉の炎症を取ったり、筋肉の硬直を取る作用があります。
3.リハビリテーション
理学療法士によるリハビリは筋肉や筋膜の硬直を取り根本的な治療を行います。
4.筋膜リリース
エコー(超音波)をみながら、硬直した筋肉や筋膜へ注射を行うことで、筋肉や筋膜を弛緩させて症状を緩和させます。

肩が痛い

症状

加齢や変性による慢性的な肩の痛みと突然発症する肩の激痛があります。悪化すると、腕を挙げれなくなったり、夜間に痛みが出て寝れなくなったりすることもあります。


原因

使い過ぎや加齢に伴い、肩を構成する筋肉(腱板)が変性したり、ダメージを受ける可能性があります。また、筋肉付着部に炎症が起きて石灰が沈着することもあります。


治療

レントゲン撮影や超音波エコーで原因特定をします。 ステロイドやヒアルロン酸注射で炎症を取り除いたり、リハビリテーションで動きや痛みを改善させ、再発を防止します。


代表的疾患

四十肩、五十肩、肩関節周囲炎、肩板損傷、肩板断裂、 石灰沈着性腱板炎など

首が痛い

症状

首のだるさ、痛み、肩こりなど


原因

スマホやPCの使い過ぎ、農作業や重労働による首周囲の筋肉や目の疲れで起きます。また、加齢に伴い首の骨が変形することで慢性的な痛みが生じることもあります。


治療

注射や消炎鎮痛薬(NSAIDS)を内服します。症状が強い場合は、電気治療、牽引などの物理療法やリハビリを行って首周りの筋肉を緩めて痛みを取り除きます。


代表的疾患

変形性頚椎症、頚椎症、頚椎捻挫など

ぎっくり腰

症状・病態

ぎっくり腰は正式病名ではなく、急に起こった強い腰の痛み(腰痛)を指します。重たい物を持ち持ち上げたり、腰を捻ったり、急に腰に負担をかけたりした際に起こるが多いです。


原因

筋肉や椎間関節、椎間板、仙腸関節に炎症が起きていると考えられていますが、何でもないときになったり、画像検査で写らないこともあり、完全には原因はわかりません。


検査

レントゲン撮影で骨や椎間関節、椎間板の評価を行います。


治療

消炎鎮痛薬の内服や外用薬(湿布)で痛みを抑え、簡易式コルセットを装着することで、局所を安静にします。腰へのトリガーポイント注射も効果的です。 低周波、高周波などの電気治療で筋肉の炎症を抑えます。リハビリを行うこともあります。

腰痛症(腰の痛み)

症状

腰を動かしたり、捻ったりした時の痛みや起き上がる時の腰の激痛


原因

筋肉の疲労や炎症からくるもの(筋膜性腰痛症)や骨粗鬆症による胸椎圧迫骨折、腰椎圧迫骨折(転倒による骨折、いつのまにか骨折)などがあります。 加齢にともなう腰の変形や変性(変形性胸椎症、変形性腰椎症)も考えられます。


治療

内服薬や湿布薬で疼痛を緩和させたり、簡易式コルセットを装着して、腰部の安静にします。 電気治療や腰の牽引や腰の痛み止めの注射として、トリガー注射も行います。理学療法士によるリハビリで腰のストレッチを行い、腰痛を改善させます。

坐骨神経痛

症状

坐骨神経に沿って、おしりから脚にかけて起こる痛みや痺れの症状の総称です。


原因

腰から足の先までつながっている坐骨神経が圧迫されることで症状が出現します。坐骨神経痛の代表的疾患として「腰椎椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」、「梨状筋症候群」が挙げられます。


治療

レントゲン撮影で原因を特定し、必要に応じてMRI検査まで行います。 痛みや痺れを改善させるために、内服薬で疼痛コントロールを行い、さらにリハビリテーションにて疼痛軽減を図ります。


代表的疾患

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群

膝が痛い

症状

膝の痛みや腫れ、膝くずれ、曲げ伸ばしができない


原因

体重や加齢の影響で関節軟骨がすり減り、体重の負荷がかかりやすい膝の内側に痛みがでます。女性に多いです。


治療

薬やサポーター、ヒアルロン酸注射、リハビリなど多角的に治療を行っていきます。


代表的疾患

変形性膝関節症、半月板損傷、靭帯断裂

骨折、捻挫、外傷

症状

痛み、腫れ、変形


原因

自動車事故や自転車事故、転倒などによって捻ったり、転んだり、強くぶつけたりすると起こります。


治療

触診、レントゲン検査、エコー検査をします。
骨折や捻挫(靭帯損傷)の場合、ギブスで固定し、機能障害を残さないようにリハビリを行っていきます。骨折で手術が必要な場合は、総合病院へご紹介します。

スポーツ中の怪我

症状

足の痛み、手の痛み、腫れ、痺れ


原因

スポーツ中に捻ったり、強打した場合(スポーツ外傷)や使い過ぎや持続的な負荷によって生じる場合はスポーツ障害と呼びます。成長期の子供に多くみられます。


治療

スポーツ外傷の場合、安静・冷却・固定・挙上(LEST法)が初期治療となります。 スポーツ障害であれば、使い過ぎが原因のために安静が必要となります。リハビリをおこなうことで、関節や靭帯の柔軟性が改善や再発予防になります。

妊娠中、出産後(授乳中)の手指の痛み

症状

手指や手首の痛み


原因

妊娠中や出産後は大きなホルモンバランスの変化がみられます。また、出産後に1日に何度も子どもを抱っこをするために手指や手首に大きな負担がかかります。


治療

治療として、安静、湿布、ステロイド注射などが有効的と言われています。


代表的疾患

腱鞘炎、ドュケルバン腱鞘炎(母指を動かすと手首付近が痛くなる)

爪白癬(爪の水虫)

症状

爪が白く濁り、肥厚して変形します。足の親指(第1趾)にみられることが多いです。


原因

爪白癬は爪に白癬菌(水虫)が感染して起こります。悪化すると、爪が変形して、痛みから歩行障害を起こすこともあります。


治療

抗真菌薬の外用薬(塗り薬)と内服薬があります。

骨粗しょう症

症状

背が低くなってきたり、腰が曲がったり、背中や腰が痛いといった症状が徐々に起こります。


原因

加齢や閉経、生活習慣などが原因となります。骨粗しょう症の8割近くを女性が占めており、女性ホルモンの低下する更年期以降になりやすくなります。閉経を迎える50歳前後から骨量は急激に減少し、60歳代では2人に1人、70歳以上になると10人に7人が骨粗しょう症と言われています。


治療

食事療法や運動療法などを行います。ビタミンDを含む魚の摂取によってカルシウムの吸収を促したり、運動によって骨に適度な刺激を与え、骨密度を上昇させます。内服薬と注射薬による薬物治療もあります。