
~最新研究で分かった「トマト」と「肝臓」の意外な関係~
「健康のためにトマトを食べています!」
そんな方も多いのではないでしょうか?
トマトには、ビタミンやカリウム、リコピンなど、健康維持に役立つ栄養素が含まれています。
そんなトマトについて、最近、「肝臓にたまった脂肪」との関係を調べた研究が発表されました。

肝臓に脂肪がたまる「MASLD」とは?
近年、注目されているのが
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)
という病気です。
以前は「脂肪肝」と呼ばれることが多かった状態で、食べ過ぎや運動不足、肥満、血糖値の異常などと関係しています。
肝臓に脂肪がたまりすぎると、
➡️ 肝臓に炎症が起こる
➡️ 肝臓が硬くなる
➡️ 長期的には肝障害につながる
可能性があります。
そのため、肝臓にたまった脂肪を減らすことが大切です。

トマトを毎日食べるとどうなる?
今回の研究では、MASLDと診断された成人79人を対象に、トマトを食べるグループと食べないグループに分けて、6週間後の変化を調べました。
トマトを食べるグループでは、
生のトマト200g+トマトソース50gを毎日摂取
しました。
すると……
⭐ トマトを食べたグループでは「肝臓の脂肪量」がより大きく減少!
という結果が確認されました。
しかも、体重やBMI、腹囲、体脂肪量には大きな変化がありませんでした。
つまり、
「体重が減ったから肝臓の脂肪が減った」というだけではなく、トマトの摂取そのものが関係している可能性
が考えられます。
なぜトマトが肝臓に良いの?
トマトに含まれる代表的な成分が「リコピン」です。
リコピンは抗酸化作用を持つ成分として知られています。
体内では、酸化ストレスによって細胞がダメージを受けることがあります。
リコピンには、この酸化ストレスを抑える働きが期待されており、
肝臓への脂肪の蓄積を抑えることにも役立つ可能性
があります。
トマトには、リコピン以外にもビタミンやカリウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。

⚠️ ただし「トマトだけ食べればOK」ではありません!
今回の研究は、とても興味深い結果ですが、
「トマトを食べれば脂肪肝が治る」
とまでは言えません。
今回の研究には、
・対象者が79人と少ない
・研究期間が6週間と短い
・1つの施設で行われた研究
・トマトを食べたことによる行動の変化を完全には除けない
などの限界があります。
そのため、今後はより多くの人を対象に、長期間にわたって調べる研究が必要です。
肝臓の健康には「食事全体」が大切!
MASLDの改善には、特定の食品だけに頼るのではなく、
・「バランスの良い食事」
・「適度な運動」
・「体重の適正化」
など、生活習慣全体を見直すことが重要です。
特に野菜、魚、豆類、オリーブオイルなどを取り入れる地中海食は、肝臓や心血管の健康を支える食事として注目されています。
トマトも、そんな食生活に取り入れやすい食品のひとつです
今日からできる!トマト習慣
トマトは、
サラダに入れる
スープにする
トマトソースを料理に使う
魚や肉と一緒に食べる
など、さまざまな料理に取り入れられます。
「毎日の食事にトマトをプラスする」
という小さな習慣から始めてみるのも良いでしょう
ただし、トマトだけを大量に食べる必要はありません。
大切なのは「トマト+バランスの良い食事+適度な運動」です!

まとめ
トマトと肝臓のポイント
✔ トマトを毎日食べた人では、肝臓の脂肪量がより大きく減少した
✔ トマトに含まれるリコピンなどが関係している可能性がある
✔ ただし、今回の研究だけで「トマトが脂肪肝を治す」とは言えない
✔ 肝臓の健康には、食事・運動・体重管理など生活習慣全体が重要
「毎日の食事に、トマトを1品プラス」
そんな小さな健康習慣から始めてみませんか?
※MASLDなど肝臓の病気がある方は、自己判断で食事療法を行わず、医師や管理栄養士などの専門家にご相談ください。
豊中市 整形外科 リハビリテーション科 三愛クリニック




